神戸とともに
神戸外国人居留地は、1868年(明治元年)の神戸開港とともに誕生しました。海岸通りと旧西国街道を南北の境に、旧生田川筋と鯉川筋を東西の境にした居留地は126の区画に分割され、区画内にはすでに下水道まで完備されていたといいます。
碁盤の目のように走る道路は、赤レンガで舗装され、夜にはロンドン製のガス灯がともり、海側の街区にはコロニアルスタイルやネオゴシック調の領事館や銀行、商館などが建ち並びました。
1900年(明治33年)に居留地が廃止されると、時代の流れとともに木造やレンガ造の建物が姿を消し、大正時代には鉄筋コンクリートの重厚なビル群が登場しました。
そして1936年(昭和11年)、この旧居留地79番地に旧「日本ビルヂング」が誕生しました。
発祥以来、この街はつねに神戸の商業や文化活動の中心地として、また海外からのあらゆる人・物・情報を受入れ融合させた「神戸らしさ」を生み出す揺籃の地として、神戸の街とともに歩み、現在に至っています。
「街のエネルギー」それは街に集まる人々の熱気が、時間と空間に溶け込み創り出すもの。
心躍らせる魅力的な街の風景、自分を優しく受け入れてくれる仲間たち、そして、新たな出会いがあって人々はより豊かな未来創造のためのエネルギーを発散します。
不動産賃貸業として幾多の時代を経て、さまざまなドラマを体験してきた私たちは、街にとって何が大切で、何が求められているかをこれからも追及していきます。
これからも